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hotcafe ほっぺた館


モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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真っ赤っか紅葉の絨毯のおしゃべり

 一日中のんびり眺める間もなく、紅葉は風と雨で地面に落ちていた。千代紙のような葉を拾い、一枚ずつ押し花にした年もあったが、ありがたいことにお客様がお越しになるから、そんなことやってらんない。
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 カフェ、民泊、演劇公演に来て下さる方々はいつも多くないが、二人きりでお迎えする準備は大わらわ。失敗も色々ある虹のしっぽへ来て下さる方々には心から感謝。
先日ほっぺた館へ「やっと入れた!」とお越しになった方がおられた。聞けば何ヶ月も前から近所で仕事に来ているが、入ろうとするといつも開いてなかったとのこと。金・土曜しか開店しないカフェだと言うと、違う曜日に来られていた御様子。
今日は良い日だ、とほっぺたやきやチーズケーキをたくさんお求め下さった。案外お休みの日に来て下さっている方は他にもいたりして?旅で臨時休業もしてたから、申し訳ございません。
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 各地でまた色々な方に私達の芝居を観て頂くことが出来た今年、最後の虹のしっぽ公演にも、ネット情報で何だろう?と気になり遠くから駆けつけてくださった方々もおられた。
フラッと観て下さるなんて粋だねぇ。粋な人はどこでも居るもんだ。札幌には少ないけれど、だからこそありがたい!
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 思い返せばコロナ前に観客ゼロも経験し、移住して来たことや人生を誤ったのかもしれないと悔やんだこともあった。さすがにゼロは無い!なんて思えていた東京では、人様に恵まれていたことを痛感した。
ゼロを経験した私には1でもありがたくなった。寂しさを越えありがたいと思えるようになったことが最早ありがたい。
私達の小さな芝居から何かを受け取って下さる方々は、きっと日々頑張っておられるのだろうと感じる。受け取る力がある方々と出会えていることが嬉しい。皆、頑張っているんだなと励まされる。私達だって頑張ってるよねと鏡に微笑んであげる。そういう時間をもう少し増やす、それが来年の課題だ。
 さて、hot cafe ほっぺた館は11と12日でいよいよ店仕舞い。
13日(日)は『クマのままでいたいと思ったクマ』千秋楽+打ち上げ。きっとまた良い週末になるさ、と丸い月が紅葉の絨毯を照らしてる。(Y)

# by mokelembembe | 2022-11-07 23:28

真っ赤っかっか紅葉のおしゃべり

今年の紅葉もそろそろ終盤。
カフェ開店日は雨ばかりで屋上席は活かせず。
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それでも皆様の目を楽しませてくれる葉っぱ達には、ありがとう!今年のhot cafe ほっぺた館は金・土曜のみだから、冬季休業まであと数回。『クマのままでいたいと思ったクマ』スタジオ公演11/6(日)+13(日)14:00開演を2回やって、13日夜打ち上げして、民泊と予約商品販売以外の営業は年内終了という予定。
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今年は昨年以上に各地へ出前公演して、色んな方に芝居を観ていただくことが出来た。そのお陰で、虹のしっぽの長い奮闘が無駄ではなかったと思うことも出来た。
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年末には移住から丸7年になる。特殊な造りの古家、石だらけの庭、手強い虹のしっぽを改修しながら、実験やチャレンジを重ねてきた7年。
先日数年ぶりに御利用いただいた親子合宿の皆さんは、庭で宝探しをしたり、シェアルームで御料理をしたり、楽しく過ごされた。
10/23にはカフェ空間で、nanuk*さんの初ライブに御利用いただき、オリジナルソングなどを披露された。
皆様が有意義な時間を過ごしてくださり嬉しい限り。
私達だけでなく、皆の楽しい表現の場を作りたいという想いは、のたうち回っているだけか?と思っているうちに、いつの間にか実現していたのかも。何より、やぁやぁと虹のしっぽに来て下さる方々のお陰。まだ実現していないささやかな夢もあるけど、きっといつか出来るかも。今やっていることは10年前やれるなんて思ってなかったのだから。感謝を胸に淡々と進む秋。(Y)

# by mokelembembe | 2022-10-30 22:31

はたはたはためく出前旗のおしゃべり

 昨年から各地に御縁が繋がって、出前が続く二人芝居『クマのままでいたいと思ったクマ』9/25(日)は旭川へ。
先月、美瑛チカラノ公演の帰りにランチで寄った、あまほろさんの店主ロッタちゃんが「うちでも是非」と呼んで下さったのだ。ナント!パートナーでミュージシャンのMasatoさんとコラボ!
しかも、あまほろさん初の演劇公演!?
お二人と初めて会ったのは私達が移住して間もない頃で何年もご無沙汰だったのに、ずっと芝居を観てみたかったと言って下さり、観たこともないのに呼んで下さったのだ。まさかそんな風に思って下さってたとは。
事前にMasatoさんが札幌でライブの折り、虹のしっぽへ寄って下さり打ち合わせ、安心して本番に向かうことが出来た。
当日は、この芝居が誕生するきっかけをくれた隣町の林さんが運転助手で同行して下さった。お店の常連さんや、遠くから来て下さった方々もあり、Masatoさんのパーカッションでパワーアップのラストシーンに謎のダンサーさんまで飛び入り、大いに盛り上がった。
帰りがけに「新生活を始めようとしているところにシンプルな表現を観て、何も無い所から作る勇気をもらった」と声をかけて下さった方があった。つたない芝居が、少しはお若い人の役に立ったのかと嬉しかった。
夜は美瑛チカラノさんへ宿泊。「新月焚火会」を開催中で、お仲間から公演の問い合わせを頂く。また出前一丁かな?
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 10/1(土)はカフェを臨時休業して阿寒湖へ。
観てもらいたいなと思っていた友人数人に声をかけると、アイヌコタンの中心にあるオンネチセを借りて下さった。皆様が集まりやすいということだったが、そこは古くからアイヌ舞踊や歌などを伝承している聖地のような場所であり、新しいイコロシアターが出来る前は私達も拝見していた。そこで公演させて頂けるとは!?
当日は友人達の具合が悪くなってしまい、イコロシアター『ロストカムイ』御出演の合間を縫って、素敵なダンサーTATSUOさんがお手伝いをして下さった。まさかの連続に緊張したが、コタンの皆様がお忙しい中を集まって下さり、他とは違う空気の中で演じさせて頂ける喜びを感じた。お帰りは皆様笑顔で、片付けも手伝って下さった。長老から「良かったよ!」と声をかけて頂いた。
後日、劇の中の歌を思い出して歌っているとか、あれは何の意味だったのだろう?と考えて続けているとか、いくつかの御感想が届いて、阿寒の皆様にも受け取って頂けたんだなと嬉しかった。
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翌日10/2(日)は帯広へ。昔から御世話になっている劇団演研の茶館工房でやっと公演実現の運びとなった。やっと、というのは、素敵な芝居小屋で公演させて頂きたいと前から思っていて、演研の皆様も是非と言って下さった矢先コロナ禍に突入。三年の時を経てやっと、ということであった。演研の皆様がクマTシャツを着て公演準備をして下さり、心強かった。
せっかくだからと昼夜二回公演に、この芝居では初チャレンジ。1時間とはいえ若くもないのに動きっぱなしだから、結構ヘロヘロでしょっぱなの挨拶から息が合わず!?ところが、誘い水となって笑いの多い回となった。笑って泣いて、皆様喜んで下さった。
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68/71黒色テント旅公演時代からお世話になりっぱなしの劇団演研の皆様。先代の代表、片寄さんはHの高校の先輩でもある。北海道に来てからも気にかけて下さり、今回も温かく迎えて下さった。現代表の富永さん、看板女優の坪井さん、入団したばかりの新人さんが打ち上げまでお付き合いくださり嬉しかった。演劇活動には厳しい北海道で45年も続けておられるのは脱帽である。
しかし、はたと気がついた。「出前公演」の旗を阿寒湖へ忘れてきてしまった。あちゃー!今回多大な尽力をして下さった友人が保管して下さり、又御世話をかけてしまった。でも出掛けてみたら、色んな人と出会えて北海道に来て良かったのかもしれないと思えるようになってきた。生きてる限り旅なのだ。(Y)

# by mokelembembe | 2022-10-09 21:58

転げて爆笑ヒマワリたちのおしゃべり

 台風の影響で、天候は安定しない。草刈りしようとすると雨が降り、庭はボーボー。倒れたヒマワリ達も哀れな表情かと思い覗き込むと、箸が転げても可笑しい年頃のお嬢さん達が、倒れてる私達ウケる~!?と爆笑する姿に見え圧倒された。大地に根を張る植物は強い!
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 昭和時代、炭坑事故があった夕張が舞台の札幌座『五月、忘れ去られた庭の片隅に花が咲く』公演、先輩の鄭義信さんが作・演出で北海道に来られたから観に行った。
お会いするのは10年ぶり、古巣の黒テント『青べか物語』公演お手伝い(私はパンフレットデザインのみ)以来だった。
10年前は、昔ビールを分け合った些細な思い出を覚えておられ驚いたが、今回は劇場が中島公園の真ん前だから「懐かしいね!」とおっしゃるかと思いきや、旅公演のテントを毎年張っていたことを忘れていたそう、アレレ?10年の間、更に大活躍されているからでしょうか。
私が御世話になったのは10代の昔々のこと。ちょんさんは20代で処女作『愛しのメディア』を書いた頃。ちょんさんにとって一番辛かった時期だったとかで、私の存在はトラウマと共にあるのかも。(苦笑)
芝居のしの字も解らなかった私もよく泣いていた時期、励まして頂いたり遊んでもらったりした。現在も変わらない笑顔だから、たわいもない雑談をしてしまったが、もっとお伝えしたいことはあった。
私が劇団をやめた時「芝居を辞めちゃダメだ。」と真っ先に電話をくれたのはちょんさんだった。疲弊していた当時、芝居なんかもうこりごり!と言ってしまった。(10年前、あの時はスミマセンでしたと謝罪でき肩の荷が降りたが。)
それから移住前に東京で最後に観たのも、ちょんさん演出の公演。でも、たまたま遭遇した知人が「もう大御所だから僕達のことなんか覚えてない。一緒に帰ろう」なんて促すから、挨拶出来ず仕舞だった。
ところが、ちょんさんが久しぶりに会えると思ったのに!と追っかけメールをくださり、北海道へ渡ることを告げると「フレーフレーヤヨ!」とエールの返信に号泣。
移住後、読み返しては励まさたこと。本当にありがとうございました!と御礼を述べるべきだったが、こっぱずかしくて言えなかった。。
今回劇のセリフにも色々気づくことがあった。浅草の公演でも、多くの人の心の片隅に花が咲くだろう。
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9/19(月祝)札幌南区芸術祭まこまる会場、結城幸司+MOKELE MBEMBE PROJECT『スプーン泥棒』公演は、雨天にも関わらず思いの外たくさんの方々が観に来てくださった。
午前中は結城幸司さんと小学生のダンボールアートワークショップでバタバタしていたし、稽古時間もなかなか確保出来なかったり思うようにいかなかった部分もあるにせよ、初めての試みにチャレンジしたことで色々な発見があった。
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10人くらいの子ども達がクジラを担いでくれると思ったら、本番2人だけで、かなり重かったのによく体育館まで担いでくれた。
終演後「もっと長く演って欲しかった」「皆で歌いながら行列で練り歩きたかった」との声が多数あり、もっと大人のひとも参加できるようにすれば良かったのだけど、そんな裏事情で申し訳ござりません。でも皆さんに楽しんで頂けて、子ども達も目を輝かせていたそうで、生の演劇に触れてくださり嬉しかった!
練り直して再演すればと思うけど、今回芸術祭の仲間にお誘い下さった結城さん次第かな?機会があれば、また縁はつながるでしょう。札幌南区ありがとう!やっと心の故郷になりつつある。(Y)

# by mokelembembe | 2022-09-24 14:10

倒れても笑ってるヒマワリ達のおしゃべり

 9/4(日)空と大地のヨガさん『青空ヨガ+夏の終わりのマルシェ*2022』は夏が終わるどころか戻ったような快晴だった。昨年は作った数が少なかったため即完売したほっぺたやきを、今年こそ!と買って下さった方々が在り嬉しかった。
大きな栗の木の下での野外劇『クマのままでいたいと思ったクマ』も、再演に関わらず皆さん真剣に御観劇くださり、ネットで公演情報を見つけたという演劇好きの方もお越しになって「来て良かった」と声をかけてくださった。
込み上げるものを堪えながらお帰りになった方がおられたり、昨秋このマルシェで観てから公演を企画してくれた、いもやこうのさんに「前よりパワーアップしてる!」と感想をいただき、細かい所を稽古し直したことを思い出した。私達だってまだ成長できるのかもしれないと励まされる。
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 虹のしっぽ庭にぐるりと咲いてくれたヒマワリ達。初の快挙と喜んだ途端、台風でバタバタと倒れてしまった。倒れても笑うヒマワリ達もすごいが、嵐の中を自転車で宿泊にみえたお客様が在り驚いた。私達より上の年齢の方だが、雨が上がった翌朝「晴れたから色んな所へ寄ってみるつもり!」とまた颯爽と出かけて行かれ唖然とした。
私も東京では車より自転車派だったのに、北海道では坂道に負け全然乗っていない。楽しそうなお姿に、自転車で出かけてみたいな!と感化された。
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 9/9(金)はhot cafe ほっぺた館の6周年だった。今年はすっかり忘れて記念イベントも企画しなかったが、年一度おみくじ入り味覚忍飛行物体「UFOっぺたやき」を恒例でご提供出来た。
 9/10(土)平田篤史さんによる『ミニ土器を作ろう!ワークショップ』は春にキャンセル待ちが出たほど盛況だったのに、今回参加申込みがお一人のみだった。あちこちでイベント開催が復活しているからだろう。なので、私達も一緒に作らせて頂いた。
 私が1つ作るにもモタモタしているうちに、平田さんはサッサと2つ完成させる。さすがだわ~と感心していると「こんなことばかり50年もやってるんだから当たり前じゃないか!」と御自身で笑っていた。
しかし、いつものごとく雑談を交えながらの話を聴けば、平田さんの孤独な格闘は生半可ではなく、焼いた土器を即日使える方法まで編み出せるなんて、当たり前なんかではないと思った。平田さん特製のオハウを自作の土器でいただき、貴重な参加者さんも楽しかったー!と喜んで帰られた。
 翌日は豊平川アシリチェプノミ。鮭に感謝を捧げるこの儀式に、平田さんは毎年参加し続けている。私達も一緒に行って少し準備をお手伝い。でも儀式が始まったらそっと退散、来週本番の『スプーン泥棒』の準備があるからだ。自分の目の前の仕事をするだけ。休む暇もなく仕事があることに感謝。皆様ありがとうございます。刈らせてくれる草達も。(Y)

# by mokelembembe | 2022-09-14 09:04


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