hotcafe ほっぺた館 |
|
虹のしっぽの入口に、曼珠沙華がニョキッと一本咲いた。なぜ突然!?と驚くうちニョキニョキ並んで何本も咲いたから、誰かに種をいただいて昨年植えたのだろう。二人とも全く覚えてないのだが。わはは。 目標にしていたカフェ7周年に到達、他の仕事との兼ね合いで毎週開店するのは来年もう無理かな。でも形を変えてもう少し続けてみようや、と決断したところに曼珠沙華(彼岸花)が咲いたから、花言葉を検索してみた。「諦め」と「情熱」だと?ピッタリすぎるぜベイべー! 音楽フェス主催の方がタクシー運転手をされていて、虹のしっぽに以前お客様を乗せて来たことを思い出したとか。札幌の宿はどこも混んでいて、困っていたそうだ。 札幌芸術の森野外ステージで3日間に渡って行われる「LUNA MAGIC」という音楽フェスを今回初めて知った。 やって来たのはChina Cats Trip Band、石井明夫BAND OF BAKSIS、HARRICANE SALLY &REWARRDの面々。和気あいあいで面白い方々、超穴場の宿である虹のしっぽご滞在を楽しんでくださった。 私達は日曜の石井明夫バンドの時間にしか伺えなかったが、素晴らしいステージだった。裏側の姿も見ていたから、皆さんの本番の集中力に感動!初のメンバー編成だったそうだが、各々が経験を積んでおられるからであろう即興でも息の合った演奏だった。 明夫さんの歌がカッコイい上に優しさの溢れた詩で、辛かったことも洗い流されるような気持ちになった。北海道出身の杉野森KAZさんが歌った一曲も森に声が響き渡り素敵だった。 明夫さんに普段はどこで歌っているの?と質問したら、主に高円寺だそう。高円寺といえば、私達がMOKELE MBEMBE PROJECTを開始した時に住んでいた街ではないか! 東京で出会えなかった人達と、北海道で出会っている縁は面白い。かつてどこかですれ違っていたのかも。 まだ台本を持っての試演だったが、砂澤凉子さんと井上夫妻に構成と演出の方向性は観て頂けた。 未発表の童話を演劇にしてみて欲しいと、井上夫妻から依頼があったのは、昨年の南区芸術祭で結城幸司さん作『スプーン泥棒』公演を御観劇頂いた後。一年経って実現に向かい、合わせて写真展や各種イベントも開催しよう!という、チャレンジ道場となるのは光栄なこと。 前日に石井明夫バンドを聴きに行ったお陰で、野外ステージから徒歩数分の位置にあるビッキさんの彫刻『四つの風』も見学することが出来た。仕組まれたようにちょうど良く連動している。 今回じっくりビッキさんの文章を読み、造形作品も見返したりしているうち、色々な気づきがある。テレビの録画をお借りして初めて動くビッキさんを拝見したくらいなのに、懐かしい色々なものごとを思い出すような、不思議な感覚がする。普遍的なものは時空を超えるのだろう。 虹のしっぽに大きなビッキさんが立ち現れる写真展は、もうすぐ開催。ワクワクドキドキする。(Y)
#
by mokelembembe
| 2023-10-01 23:38
8月の後半冷たい秋風が吹き始めるはずの北海道は、逆に今年はひどく暑くなってしまった。更に異例の湿度、北海道は大抵寒さ対策の家だから、工夫しないと屋内で熱中症になってしまう。避暑地の虹のしっぽ暮らし8年目の私も初めて、夜に窓を開けた。 民泊のお客様方は眠れただろうか?と心配したが「扇風機で充分。爽やかですね~!」と皆様ニコニコ!? この湿気で爽やか?しかし思い出してみれば、東京では窓全開+扇風機だけでなく寝茣蓙+アイスノンも使っていた。5月頃から暑くて全部の窓に簾を垂らし日陰を作っていた。 クーラーは喉が痛くなるから避けていたが、当時より暑くなった現在はクーラー無しなんて無理な暑さなのかな。 北海道でもクーラーをつける家が増えてきたけど、それで更に外気が暑くなり悪循環。えすでぃじーずはどうなったのか?なんて不安になるも、庭の草はぐんぐん伸び小鳥達は元気に飛びまわっている。 8/20(日)には'The Bear Who Wanted to Stay a Bear'を虹のしっぽで再演。 翻訳協力Mark Hamiltonさんのお姉様と娘さんと彼氏がちょうど御来日中、皆様お揃いで観て喜んでくださった。 近所の方々や日本語で何度か観て下さっていた方、バスで街から駆けつけて下さった方の御観劇も交流会も嬉しかった。 数日後、北海道が日本で一番暑かった日、生ビールと採りたて野菜でプチ打ち上げ!?英語版公演を今年前半4回実現できたこと、Hamilton御夫妻に改めて感謝です。Thank you very much! 近添御夫妻のお人柄で、穏やかな人達が集まるマルシェ。ほっぺたやきも、カフェで日々修行の甲斐を感じるほど喜んで頂けるマルシェ。それだけでも驚きなのに、二人芝居『クマのままでいたいと思ったクマ』野外公演に呼ばれて3年目! 3年連続同じ場所に呼ばれたのは、モケレンベンベプロジェクト活動33年で確か初めてのこと。 またかよ?と言われず、意外にも「今年も待ってました!」とたくさんリピーター観劇の方々がおられビックリ。嬉しいからアフリカ太鼓のバイソンさんとジュンさんにもラストで乱入して頂くと、皆さん立ち上がって思い出せ!思い出せ!と輪踊りになった!! ずっとこんな場面にしたかったのだが、私達だけでは力不足だった。思いがけず夢が実現して、本当に嬉しかった。 皆様が笑顔で、思い出してくれたみたいだったから。 空と大地のヨガ近添御夫妻、夏のおわりの楽しい1日をありがとうございました! 海外から民泊に御宿泊の青年も、やってみようかなと当日飛び入り参加してくださった。 前日はカフェで毎年恒例特別メニュー味覚忍飛行物体「UFOっぺたやき」を御提供。この日もランチでお楽しみいただいた。(おみくじ入り) 平田さんが、水の中にザブザブと入って採集して下さったという貴重なガマを使って、皆さんで色々談笑しながら可愛いポシェットを作った。遺跡からも出土、すでに数千年前の縄文時代に作られていたポシェットだが、作りやすいよう平田さんが考えたマニュアルとのこと。終了時間に全員無事完成! 平田さんが初めて虹のしっぽへお越しになったのは7年前の開店日だった。以来、色々楽しいワークショップを企画して下さり感謝。 虹だけに?7年は続けようと目標にしてきたカフェ。試行錯誤であっという間の日々の中、失望も色々あったが、知らないうちに叶っていた夢もあった。何より、素朴に価値を置く私達と繋がってくださる人達に出会えていること。 7年の目標達成時点で年もとり、他の活動との兼ね合いがキツくなってきたと感じて、毎週カフェを開店するのは来年から無理そうということになった。 とはいえ閉店してしまうにはまだ早いと、ギャラリー展示やイベント開催時の不定期開店に変更してみる。御利用者があれば、開店の機会は増えるかも?そうであればいいけど、利用者がなければ、ずっと閉まっちゃうかもね!? 以前週3営業から週2にしただけで、来客数は半分に減ってしまったから、ますます「いつやってるのか判らない!」と叱られるかもしれない。それを覚悟で臨機応変、常にやれることをやる虹のしっぽ。皆様今後ともよろしくお願いしまっする。(Y)
#
by mokelembembe
| 2023-09-12 12:16
酷暑お見舞申し上げます。この夏は北海道内でも気温が35度に上がったりしている場所もあるようで、今夏は厳しい暑さが続いている。虹のしっぽ周辺も、昼間は強い日差しではあるが朝晩はガクッと涼しくなり、慌てて窓を閉めたりするのだから避暑地。 夏休みも始まり、民泊に国内外からたくさんの方がお越しくださっている。色んな事情で虹のしっぽの滞在を選んでくださった、それぞれの方との対話が実に楽しい。 オリジナリティ溢れすぎの空間、唯一無二の創作料理や手作り品を喜んで下さる方達と出会えて、手強い古家と格闘してきた甲斐があったというものだ。 毛皮を脱げないから夏は大変だよね。 ![]() 久々に花火やりたいなと思った矢先、ちょうど香港からご宿泊のお若い方達がコンビニで買った花火を一緒にやらせてくれた。 一緒というより、ほとんど私達に手渡してくる。香港では花火をやれない決まりだそうで、少し火が怖いようだった。 おまけに線香花火を丸めて捨ててしまい、これも花火なんですよと点火して見せたら、とても感動していた。 紙くずだと思った物が可愛い花火だったとは!?彼らには大きな打ち上げ花火より驚きがあったかも。 小さな驚きが誰かの何かの励みになってくれたらいいな。そんな想いで活動している私達。良き出会いを糧に淡々と。(Y)
#
by mokelembembe
| 2023-07-30 22:30
虹のしっぽ周辺も夏真っ盛り?鳥達が賑やかに騒いでいる。 雛が巣立って静かになった隙に、目の細かい網を取りつけないと!と思いつつ日々が過ぎ、換気口にまた巣作りをしてしまうスズメ達に朝起こされる。 高い木の上からキャッピー スケベジジイ イェイ!キャッピー スケベジジイ イェイ!と元気に鳴いてるのは、なんという名の鳥なのだろう? たまにスケベ スケベ スケベジジイ!と短くなったり、○☆△*□スケベジジイ イェイ!と長くなったりもするが、キャッピー スケベジジイ イェイ!が基本形のようである。姿も見えず、声だけ高らかに響いている。 視線をずらすと東京の母から譲り受けた菖蒲が、大きな花を咲かせてくれている。そういえば、もうすぐ母85歳のお誕生日ではないか。何か贈らなくては!? ![]() 思えば私10代で入団してすぐ、東北・北海道の旅にスライド係+照明部補助スタッフで参加した公演で、ヤスさんは舞台部スタッフ、Hは出演者だった。 ヤスさんはその一年後に故郷鹿児島へ戻られたから、最初の旅は結局ご一緒した最後の旅でもあった。車で先輩を迎えに行く途中、あの旅でも通った道なのかもしれないと思った。 共演の経験は一度も無い。でもヤスさんには鹿児島公演で何度も色々お世話になり、長男の年齢が同じだったりと共通項もあり御縁が続いている。とはいえ、お会いしたのは2013 MOKELE MBEMBE PROJECT『魔法の森』鹿児島公演以来で、実に10年ぶり! 嬉しい再会は話が積もり過ぎて、気づけば夜明け!?通常爆睡している時間、3時半に夏至の北海道はもう明るくなると、ヤスさんのお陰で知ることができた。 私達の長男からは父(兼母)の日に花が届いた。息子から花なんて初めてかもね?いつの間にか一人前なのですね。存在を忘れずにいてくれて、ありがとう! 更に今年は樹皮を剥いた中身の材で、草刈万里子さんのグリーンウッドワーク(切ってすぐの生木で物づくり)も同時開催! 当日は不安定なお天気ながら、里山の伐採作業も雨に少し濡れた程度で皆様ラッキー♪私達もランチ+おやつを心を込めてご提供させていただいた。美味しいと喜ばれ嬉しかった。 夕方、全員ステキな作品が見事完成して無事終了!なんとも有意義な1日だった。 草刈さんは遠くからのお越しで前泊して下さり、昔の暮らしは不便で効率が悪かったのか?実は豊かで効率的だったのではないのか?など話が弾んで楽しかった。 晴れ間に干さないと花びらそっくりの虫が涌いてくるから要注意!というのも失敗を繰り返して学んだ。 秋に写真展をすることになった井上御夫妻が、実際の作品をいくつか持って来てくださりスタジオ試し展示。同じ写真でも写真集とは全然違って見える。大迫力!写真展開催が楽しみ。私達も芝居の新作にチャレンジすることになった。 虹のしっぽは私達だけでなく、色々な人が新たなチャレンジをしてくださっている。だから、この場を開いてやっぱり良かったんだな。最近はちゃんとそう思っている。(Y)
#
by mokelembembe
| 2023-07-04 17:30
虹のしっぽ周辺の山々は今夏もりもり緑に盛り上がっている。素手で蕗を数本採ったがために負傷した指が、治ったと思って油断したら爪が剥がれてきて不便が続くも、植物達の勢いに笑われるようで弱気になっていられない。 プチ打ち上げ交流会は盛り上がった。 hot cafe ほっぺた館では6/2(金)~11(日)臨時開業、どいかやさん『チリとチリリ よるのおはなし』絵本原画展を開催した。 三年前の『チリとチリリ あめのひのおはなし』原画展の際は、お休みの日にも来られた方があったから、今回はカフェを連日開けることにした。 期間中1日だけ休みを設定した日に出前公演が入り、休み無しで体力は持つのか?と思うも、幼稚園から五年生までの子達と先生方約80名様は想像力を羽ばたかせて楽しんでくださり嬉しくて、かえって元気が倍増した。 札幌で英語劇を出前する劇団は無く、初の観劇会だったそうで実に光栄だった。 色々協力して下さったHamilton御夫妻とも喜びを分かち合った。 ![]() ほっぺたやきをお土産に沢山お求め下さった方、ほっぺたチーズケーキや自家製ジンジャーエールを絶賛して下さった方々など、誠にありがとうございました。 「もっと分かり易い店にしないと流行らないよ」と言われることもあったけど、一風変わったカフェで良かったなと自信をいただいた。 ほっぺた館でもっと色々な展示をやったらいいのかもね?と話していた矢先、イベントの写真や道新記事を書いてくださる井上さん御夫妻が、秋に写真展をやりたいとお話をくださった。昨年道内各地で開催した写真展を札幌ではまだやっておらず、ぜひ虹のしっぽで。とこれまた光栄なお話。 私達の芝居他、虹のしっぽならではの楽しい企画も同時開催しようと相談中。詳細は追々告知しますので、皆様どうぞお楽しみに!(Y)
#
by mokelembembe
| 2023-06-17 20:57
|
カテゴリ
以前の記事
2025年 11月 2025年 10月 2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 2025年 04月 2025年 02月 2025年 01月 2024年 12月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2018年 03月 2018年 01月 2017年 09月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 04月 2016年 03月 2015年 07月 2015年 01月 2014年 08月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 09月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 11月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 お気に入りブログ
memo
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||