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hotcafe ほっぺた館


モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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しんしん降る降る年の瀬の雪のおしゃべり

 元旦の大地震に見舞われた能登半島で9/21今度は大雨被害とは。。
Hの実家から遺品整理でタオルが大量に出たから受付団体へ送る。
9/29『クマのままでいたいと思ったクマ』札幌清田区Bliss Tree出前公演の御銭を寄附することにする。そんなことしか出来ないが、被災地の方々のご苦労も想いながら演じる。
写真家の神森ゆかりさんから御依頼頂いたこの公演は、ふしぎなご縁もあった。(どんな縁も不思議だが)来てみたら目の前に昔住んでいたことがあると思い出した方や、公演前夜に物品を欲しい人に無料で譲るSNSサイトでやりとりしていた方がたまたまお近くにお住まいで、「演劇好きなのです」とお子様連れで駆けつけてくださったり。
ギリギリの空間で、クマが頭をぶつけたりしながら演じたら、お陰で?「迫力があった!」と子ども達が喜んでくれたり、、と色々面白いことがあった。
 4年続いた出前もこれで途切れるかと思いきや、この公演の朝に八雲町の青沼千鶴さんからカミヤクモ321への御依頼が入った!八雲町は10年前に移住体験ツアーでお世話になった懐かしい場所。
6月に青沼夫妻が結城幸司展にお越し下さったとき、熊について色々お話したのだったが、八雲木彫り熊100年記念のクマ祭を半年開催していたそうで、その一環で平日でも良いから是非とお声かけ下さり、次の展覧会の合間の休日に伺うことにする。

 10/9 虹のしっぽにて『クマのままでいたいと思ったクマ』フリースクールの貸切親子観劇会と野外演劇ワークショップ。毎年の参加者が違うから新鮮。繊細な反応には私達にも新たな発見がある。

 10/12〜26(水木休み)『簾舞の自然に魅せられて・・・』写真家とお絵描きびとの二人展開催。以前からカフェに御来店の早川和希さんは、近所の革工房にお勤めの合間に数年前から自転車で周囲を巡り動植物の写真を撮っている。
お友達で簾舞生まれのお絵描きびとcolza cochanさんと初の展覧会を、是非ほっぺた館でチャレンジしたいとのお申し出に喜んで御協力。室内でも簾舞の自然を感じて欲しいと、音楽でなく鳥の声を流したり、アイディアを出し合って色々工夫していた。
お二人の御家族や近所の方々もたくさん来てくださった。「以前から入ってみたかったのだけど、、」とおっしゃる方が多く、異様な建物で勇気が無いと入れないカフェだとつくづく解った。
「明るいカフェだと分かったから又来ます」と口々に言い残してくださり嬉しかった。
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シマエナガやオオルリも飛んでるとは!?と驚いていたら、簾舞は素晴らしい所なんだから散歩しないともったいないですヨ!と若い2人に教えられた。
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10/23 カミヤクモ321公演は平日夜で雨降りにも関わらず、お集まりの皆様が真剣に御観劇くださった。青沼さんの愛犬コタロウ君もかぶりつきで観てくださり感謝感激!100年記念のクマ祭。この空間では様々なイベントが行われたが、演劇は初めてとのことで光栄だった。
終演後の対話で、八雲木彫り熊のルーツはスイス、劇の原作絵本の作者もスイスの人達という符号にも仰天。往復の道中、紅葉の景色が原作絵本の中に迷い込んだように絵とそっくりで、虚か実かわからなくなる気分だった。
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 10月末から11月初旬にかけては、かつて地球一周の船旅で仲良くなったミラクルフレンズが海外各地から集まってくれた。6年前に虹のしっぽを目指して青森まで来てくれたのに、北海道胆振東部地震発生で海を渡れなくなってしまったが、リベンジで今度は御家族も一緒に無事到着。
再会を喜び合い皆で楽しい時を共有したが、特に嬉しかったのは『クマのままでいたいと思ったクマ』英語版'The Bear Who Wanted to Stay a Bear'を観劇してもらうと、皆泣いて感動してくれたこと。
私達は英会話が苦手で、どういう表現者なのか?どんな活動か?よく伝わってはいなかったと思うが、念願叶い生で観劇してもらえてやっと知ってもらえた気がして、私もつい込み上げてしまった。
「英語だったからこそ心に響いた」と言ってくれて、チャレンジした甲斐があった!と、翻訳協力をして下さったハミルトン夫妻とも共に喜んだ。
 
 11/12はHの母の命日で身内だけの一周忌。東京から息子達家族も駆けつけてくれた。生後8か月の初孫も初めて飛行機に乗って来てくれた。母の遺影も嬉しそうに見えた。
 
 今年最後のイベントは11/16『ひょうたんランプをつくろう!』
エコビレッジライフ体験塾主宰、伊藤伸二さんの久々ワークショップ。
ほっぺた館へ今年からお越しの学生さんが、カフェ空間に灯るランプを見て作ってみたいとリクエスト。お友達も誘ってくださり実現した。
休憩時間には、伊藤さんがかつて世界を旅していた頃の話や、ぐるりの暮らしの話などもしてくださった。最後は全員の作ったランプ点灯。心にもほっこり灯がともった。

 そもそも母のサポートを厚くするつもりで、不定休のギャラリーカフェに変更したが、更によりよい表現の場となったように思えた。
あと数分で今年も終わり。。
御節料理を二年ぶりに作ったが、お重を風呂敷に包んで母の家へ届けることも必要なくなり、二人で食べるだけになって寂しく感じる。
なので明日元旦の朝食は特別に、海外から宿泊の青年にお雑煮を御提供してみよう。
反応が楽しみだ!来年も小さな楽しみを生み出していこう。小さなことが積もれば山となるのだ。(Y)



# by mokelembembe | 2024-12-31 23:54

輝く一房の葡萄のおしゃべり

 庭に植えた葡萄が、いつのまにか成っていた!
東京の母が鉢植えで育てていた葡萄、北の大地に植えても長年実らず、突然3房成った年には浮き足立ったが、動物に先取りされそして又実らず。。
どうも上手くいかない。叶わない。そんな風に思っていた。
ところが今年、たった一房実った葡萄はとても甘くみずみずしく、買った葡萄より美味しかった。十分幸せを感じる味!
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8月に姪っ子の結婚式に出席するため、猛暑の関東へ。
私達が暮らしていた頃の夏より更に暑くなっていたが、姪達は小学生からの同級生で、中学時代からのブレないお付き合いを続け見事ゴールインという奇跡的なカップル。
驚きのあまり暑さも吹き飛んだ。
新婚旅行で札幌へ来て、虹のしっぽにも寄ってくれたから『クマのままでいたいと思ったクマ』の通し稽古を観てもらったら、二人とも喜んでくれた。
旅のよき思い出になったなら嬉しいものだ。
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8/19(月)は御近所ゆうじろうさんの企画によるYoshitake EXPEさんのSpace Guitar Liveを行った。平日に関わらずほぼ満席の盛況ぶりで、セルフカレーや手作りアイスなども皆様ご利用くださった。
台所仕事の手を休めて少しだけ演奏を拝聴したが、山脈風景が見えてきて驚いた。
そのイメージは、自分が自分に見せている幻影らしい。のんびり山を眺める余裕も欲しいという深層心理の現れかな?面白い体験だった。

その後すぐ『クマのままでいたいと思ったクマ』出前で十勝へ。8/24(土)豊頃町B&B丘/the cafe公演、8/25(日)鹿追町ウリマックホール公演で、たくさんの出会いがあった。きっかけを作ってくださったシロふくろうMakiさんに感謝。宿泊までお世話になった丘の蒲生さん、素早い対応で鹿追の皆様を大勢集めて下さった智美さんにも感謝で一杯。お忙しい中、御観劇くださった皆様にも大感謝!

9/1(日)は4年も連続で呼んでくださった篠路の空と大地のヨガさんへ出前。
夏のおわりのマルシェを続けて10年目という記念すべき年「空と大地の青空自由市場」とイベント名も変更しての大規模開催だから、私達もさすがにまったく同じ内容ではどうか?と英語版で演じてみた。
しかし言語の問題というより、会場の都合で昨年までと違う場所に移動したために、遮る物が無い空間で声や細かいニュアンスが届きにくかったようだ。野外劇はそういう難しさがある。
ともあれ、炭火焼ほっぺたやきと共に、青空の下たくさんの方に御観劇頂けて、こちらも感謝感激だった。

9/3(火)〜9(月)は光島直見さん個展「私の手から生まれる異世界の光」を開催。
日を追うごとに御来場が増え、賑やかに。更に最終日はhot cafe ほっぺた館の8周年記念日に当たり、年に一度のUFOっぺたやきを御提供したら完売。中味のおみくじも当たってる!と好評で嬉しかった。
閉店後に光島さんが素敵なケーキを用意して、お祝い&御近所交流会を企画して下さった。
ホッとする場づくり。それは、いつの間にか叶ったようだ。
温かい人達のお陰で、まずは私が大分ホッと出来るようになってきたからだろう。
次は10/12(土)〜26(土)初の展覧会をする早川和希さんとcolza cochanさんの二人展を予定している。
おっと、その前に9/29(日)札幌清田区Bliss tree出前公演、10/9(木)虹のしっぽ貸切公演がある。精一杯やって少しは皆様のお役に立てるようになれて嬉しい限り。(Y)
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# by mokelembembe | 2024-09-16 23:49

もりもり緑の山のおしゃべり

 あまりにも色々なことがあり、blogを書く余裕もなくあっという間に半年経ってしまった。白一色の世界は今、緑一色に変わっている。
そういえば、ソリゲレンデは基礎を固めただけで冬が終わってしまったな〜。
虹のしっぽでこの間に何があったか振り返りつつ、箇条書きにしてみよう。

 ・2月まだ銀世界の時期に路面凍結で車が一回転!ビエネッタ状の側道雪山にぶつかり初の単独事故を起こす。たくさんの後続車は一斉に停まってくれて不幸中の幸い!
固い雪山は少し削れた程度なのに車は損傷。修理代かかってトホホ。
事故連絡で駆けつけたお巡りさんに「四駆じゃないだけでなく後輪駆動なんて!?そんなスピンしやすい車に乗ってるの北海道では他に誰もいない!8年もよく無事故だったもんだ!?」と唖然とされ、東京から乗って来た車で冬を越えるのは危険と今更納得。

・3/13(水)私達の古巣、黒テントの内沢雅彦氏が釜石公演からから直行到着された晩。日付が変わった途端、息子から連絡で孫が産まれた!なんと私と同じ誕生日。予定日は4月だったから予想もしなかった。母子共に元気とのことで、何より安心。
誕生日は毎年なぜか不運に見舞われていたが、念願のお婆ちゃんになれるとはお釣りが全部返ってきたようだ。

・誕生日は内沢氏に『クマのままでいたいと思ったクマ』を御観劇いただく。
内沢氏も1人の芝居『もう1人の私へ』場当たり稽古をして頂き、一緒に照井翠さん著『釜石の風』を読んだり、表現の交換という有意義な1日を過ごした。

・3/15(金)昼、夜2回公演。カフェで昼ほっぺたやき、夜セルフカレーを御提供。
内沢氏は最近「黒テントカフェ」を時々開店しておられ、演者なのにお手伝いして下さり助かった。
平日しかも雪の降る中、虹のしっぽまでお越しくださった方々にも感謝で一杯。

・3/16(土)内沢氏とレンタカーで豊頃町へ同行。数十年ぶりに珍道中を共にする。
内沢氏と釜石の同級生であり、チラシ絵デザイン担当の美術家、白濱雅也さんと、パートナーで東京ご出身の真紀さんと出会う。

・3/17(日)豊頃町の素敵なB&B丘/the cafeにて『もう1人の私へ』公演。
内沢氏の同級生で酪農家になられた方や、帯広演研の片寄さんと坪井さん、Hの同級生大沼君も駆けつけてくださる。
ラストシーンは内沢氏と白濱氏の共演、窓の外には雪が。
津波の後の白い泥を慎んで感じる時間となった。
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・3月一旦、トンボ帰りで初孫に会いに行く。壊れそうなほど小さくて可愛い!

・4/13(土)14(日)『クマのままでいたいと思ったクマ』を、以前も演劇に使わせて頂いたことのある荒川区の町屋文化センター2階ふれあい広場にて公演。
9年ぶりの東京公演。日本語訳と英語版の連日公演は初のチャレンジ。
久々に会う懐かしい方々、昔の仲間、同級生、親戚、黒テントの先輩や後輩諸氏、通りがかりの方々まで約130名に御観劇頂けてビックリ感激!
北海道で作った二人芝居が喜ばれ、移住の苦労の甲斐はあったのかも?と思えた。
大きなポスターまで作って故郷公演を歓迎してくださった、町屋文化センターの佐山さんと梅田さんには感謝で一杯!東京の人情は記憶よりもずっとあたたかかった。

・4/15(月)初孫のお宮参りで水天宮へ。高校時代は毎日通っていた場所だが、風景も変わって不思議な気分。
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・5/12(日)木村マサトさんソロライブ。お友達の大工らくだ工房の千葉英希さんと一緒に私達は、砂澤ビッキさんの伝説の短編集『青い砂丘にて』から巻貝のシュールなお話を語り、マサトさんに即興で音を入れていただいた。実験的なセッションでどうかな〜?と思ったが、感性豊かなお客様方は面白かった!と感じてくださった様子。
最後は皆も歌って楽しい開放ライブだった。

・5/22(水)〜6/2(日)貝原浩『風しもの村 チェルノブイリ・スケッチ』展開催。何年も前にスタッフの田上さんから虹のしっぽで是非と言われたのに、設備がなくお断りするしかなかった。展示可能になったと連絡したら丁度、岩見沢でも展示が決まったところで、今回北海道二ヶ所での開催が出来た。
5/26(日)には、ベラルーシ出身のツァゲールニック タッチャナさんのお話会を開いた。お母様も来日中で、現状を伝えていただけた。独裁政権の現状を変えるのは難しい。語る場があるだけでも救いという言葉が重かった。

・6/15(土)〜30(日)結城幸司『熊uzu uzu』展開催。
虹のしっぽ移住後、色々お世話になっている結城さんの還暦祝いと感謝を込め初の虹のしっぽでの個展。お越しの方との対話が日々楽しく、最終日のワークショップも満員で成功裡に終わった。私達も記念に作品を購入しカフェ空間に飾った。
結城さんに励まして頂きながら活動してきた9年間の巡りを改めて想いかえす。
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・7/7(日)三年目となる空と大地のヨガさん主催『クルミの樹皮採取から体験するカゴ編み講座』を開催。昨年からはクルミの芯の材も有効利用しようと、草刈万里子さんのグリーンウッドワークも同時開催。天気は雨が降りそうで降らずにラッキー。
虹のしっぽは場とランチ、おやつの御提供の任務も無事終了でき安堵。

・7/9(火)〜22(月)「リスの忘れた木の実」神森ゆかりと白フクロウMakiコラボ展開催。十勝から来て下さったおふたり。道内で撮影された写真と絵のコラボは、似て非なりの面白さ。合計60点もの作品で賑やかなカフェ空間となり、皆様の会話も弾んだ。

この先も展覧会の問い合わせが相次ぎ、嬉しい限り。
何が嬉しいって?虹のしっぽで初のチャレンジをする人ばかり、ということ。
色んな人が勇気を出してチャレンジする場になっていること。場を開いてやっぱり良かったのだと確信できた年。
お呼びがかかったから、出前公演へも行こう!私達にはやっぱり旅も必要なのだ。
もっと人に出会うためにこの島へ来たのだから。北の島の面白い話を拾い集めて、孫に聴かせてあげたいものだ。(Y)

# by mokelembembe | 2024-08-05 23:54

ドッシリ積もった新雪のおしゃべり

 虹のしっぽ hot cafe ほっぺた館2023年営業ラストの日、11/18突然来店した菊地裕一くんという若きシンガーに打ち上げで飛び入り歌ってもらった。
12/9には真駒内五輪橋児童館で『クマのままでいたいと思ったクマ』出前公演。
直前まで流行病で学級閉鎖など相次ぎ、予定より人数は少なかったそうだが、十数組の親子さん、幼子まで集中してご観劇していただいた。
 翌日は虹のしっぽで、何度も現地へ行っておられる町内の白山晴雄さんパレスチナ報告会を開催。同じく町内の渡久山尚子さんが主催。
私達も朗読をすると話したら、前日公演した児童館職員の方が聴きに来てくださった。
菊地くんもまた歌ってくれて、全員簾舞在住のメンバーで催しが出来た。
遠くからも集まってくださった方々と意見交換したり、カフェご利用のお陰で収益を病院へ寄附も出来た。この空の下、たくさんの人達が殺されていると思うとただただ辛い。白山さんの呼びかけで皆さんと黙祷した。
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カフェの冬季休業期間に入り、私は帰京。家族行事や故郷下町の懐かしい人達と会い、色々な話をして充電!
小学時代の同級生個々に連絡したら師走なのに皆集まってくれて、担任の先生も駆けつけて下さり、友達がサクサク個室有りの店を予約してくれて突然のプチ同窓会に!?
snsで発見した40余年ぶりの友達も来てくれ思い出話に大笑い、夢みたいだった。
話し込めば皆それぞれ色々な事があり、再会は当たり前ではないとしみじみ。
また会おうね!と日暮里駅で解散。
 翌日も日暮里駅。今度は劇団時代の先輩達と再会。
内沢雅彦さんが故郷の釜石での追悼公演を果たし、また3月に再演するというので、ぜひ虹のしっぽでも公演して欲しいと再度お願いした。わかった、行くよ。とお返事いただいたのが年末。
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元旦、能登に大地震が起き凍りついた。海が目の前の七尾の親戚は、裏の山に避難して無事と翌朝確認出来た。道路が崩れて支援が届かない。ニュースを見ていると何も出来ない気がしてくる。しかし、何も出来ない訳じゃない。
目の前にやることが山のようにあり、それは祈る場所へも、いつかつながるはずだ。
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自分たちでついた餅を食べて、自分たちを元気付ける。
内沢さんの公演は3月15日(金)2時と7時の二回公演に決定。宣伝開始と共に、早速予約が入ってきた。呼べば応えてくれる人達は、多くはないが確実に存在する。
歩みを止めない。大雪降ってソリゲレンデも造るぞ!(Y)

# by mokelembembe | 2024-02-02 21:54

カサカサ囁く落ち葉たちのおしゃべり

 10月に開催した写真展『四つの風~砂澤ビッキの創作世界』には、たくさんの方がお越しになり、また毎週日曜の四つのイベントも毎回盛況で、blogを書く暇も無かった。


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 井上御夫妻から、ビッキさん作未発表童話の演劇化を相談されたのが昨年末。同時に写真展が出来ないかとの依頼に即答できなかったのは、虹のしっぽ屋内の壁は設備を整えるのに困難な素材だからだった。
しかしHの奮闘で大きな作品もかけられるようになり、井上御夫妻と開催に向け動き出したのが初夏の頃。虹のしっぽならではの写真展にしよう!ということになり、思い切って野外にも展示。優しい表情の巨大なビッキさんが、まず入口でドーンと出迎えてくださるという、ダイナミックな写真展が実現出来た。
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 10/22に公演した私達の演劇『冬の動物園 ライオンと野ネズミ ガリ』は、Hが他の詩なども構成したこともあり、ビッキさんの文章の解釈と、独特の文体との格闘。産みの苦しみは大きかった。更にHの母の施設お試し泊チャレンジなど重なり、稽古時間が足りず不安なままの初演となった。
しかしながら観てくださった方々は喜んで下さり、私達が本物のライオンと野ネズミに見えたなんて御感想までいただき、皆様の想像力に驚いた。
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写真展の最終日、Hの母が胸の痛みで弟に付き添われ入院した。
その二日前一緒に夕飯を食べた時「独り暮らしは限界、施設も気に入らなかったのだから、虹のしっぽへ来るしかないでしょ?」と言ったら、「そうだね。じゃあまず一泊させてもらおうかな」とやっと言ってくれて、すぐ畳屋さんに表替えを依頼し新しいストーブも用意した。以前和室を気に入っていたから、快適に過ごして欲しいと思った。
7年間続けた毎週のカフェをイベント時のみの開店にすれば、もう少し厚くサポートも出来るのではと考えていた。
しかし母は、たった二週間の入院でこの世を去ってしまった。
最期は見事な大往生だった。
納棺師さんに「色々な人を見送ったが、90歳で独り暮らしの女性、こんなシャンとした方を見たことがない」と言われ、強い人だったと知った。
母が居なかったら私達は北海道へ移住しなかったろう。
父が亡くなった時は泣いていたのに、独り暮らしに慣れたから同居はしないと言われた。それならと私達は活動拠点を探して虹のしっぽに辿り着いた。
無理となったら同居する約束だったが、最期まで独り暮らしを貫いた母。
体が不自由になり無理を重ねていたが、母の頑張りのお陰で私達は活動出来た。
だから、虹のしっぽでの経験は母からのプレゼントだったと感じている。
2015年の11/15に東京でお別れ会を開き移住し、2023年の11/15に母のお葬式となった節目。葬儀に駆けつけた息子とも、久々に話し合ったり芝居の稽古を観て貰えた。
悲しいこと、嬉しいこと、、人生は波のようだ。
 11/18(土)今年度カフェ最終日閉店後に恒例の打ち上げギョーザ会。いつも来て下さる方々が集まり、この日初来店の若者が好きになった女性に会いたくて東京からバイクでやってきたミュージシャンだったから、飛び入りで歌ってもらった。
フレッシュでパワフルで心のこもった歌声にグッときた。また生きていけそうな気がする。お母さん、私もお陰様で北海道暮らしに慣れてきましたよ。
皆様ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。(Y)

# by mokelembembe | 2023-11-21 22:32


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