hotcafe ほっぺた館


モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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あかみどきいろ紅葉たちのおしゃべり

 本日晴天なり、ほっぺたやき新作の三種や自作のかんぴょうで巻いた美味しい巾着入りスープもご用意したけど、お客様来なかったー。
考えてみれば、過去の活動でお客様0の経験したことがなかった。これまでが恵まれていたのだ。たくさんの人に支えてもらっていたのだ。
とはいえ、ほっぺた館も開いて1ヶ月で既に色んな人との出逢いがあります。
店のらくがきノート。強制にしたくないからそっと置いてあるけど、見たら書いてくれた人がいた!「炭火で焼いたonly oneのほっぺた焼!具の変化(いろいろ食べたい!)を楽しみにしています」「閉店間際に来ましたが、笑顔で対応していただきました。ご近所に心地良いカフェができてうれしいです。」だって、ああ嬉しいな。ちょっと店ほっぽりだして散歩してみよう。
 虹のしっぽには何種類もの紅葉が植わっている。葉っぱが重なった所はきれいですよ。
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姫リンゴ、小さくて種取るのが大変だけど、可愛いね。
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おや?低い所に黄金色の実が?なんと!先日発見した場所と違う所にもボケの実が!!
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慌てて前掛けのポケットに採集。思いがけない収穫あり。また酒を仕込まなくては。
秋の景色はちょっぴり寂しい気持ちを誘うけど、まだ新チャレンジは始まったばかり。
来週はまた、及部さんのワークショップきっと新しい出逢いが産まれるでしょう。
店に戻ると、取材にみえた新聞記者さんから「明日の朝刊に載る予定です」との電話。
おっと!明日はお客様0じゃなさそう?だから、気を取り直して仕込みます。(Y)
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by mokelembembe | 2016-10-14 19:20

コロコロひょうたんのおしゃべり

 ほっぺた館のオープンイベントは、移住前からから所々でお会いしていたキーマン?とも言える結城幸司さんに、流木ワークショップを進行して頂いた。虹のしっぽがまだ知られていないのと宣伝不足で参加者は4名と少なかったが、素敵なメンバーに恵まれ和やかに、流木でフクロウを作った。結城さんのフクロウを見本に作っても、個性豊かなそれぞれのフクロウ作品が誕生したのが面白かった。ランチのほっぺたやきを皆がほおばってくれたことや、簾舞がいい所だって初めて知った!と喜ばれたのも嬉しかった。
 街の方から参加してくれた一人、はっちゃんはお父さんを亡くしたばかりだった。悲しみに閉じこもらず凄いなぁと思ったら、更にAKIRAさんのライブで葬儀を主催するという。結城さんが「AKIRAさんて表現の達人だよね。」と言ったこともありライブに行ってみようと思った。でもまだ慣れない店の後にライブへ行けるかどうか迷ってたら、後日はっちゃんから「ほっぺたやき、ライブへ出前してみませんか?」と誘いが来て、とりあえず3種10個ずつ持っていったら完売した。命を感じる温かいライブだった。集まった人達と初めて会った気がしなかった。帰りにAKIRAさんに「モケレムベンベへ」とサインを貰い、処女作という『COTTON 100%』を買った。
 
 読み始めて間もなくはっちゃんから「次回のライブでも出店しませんか?」とまたのお誘い。本に栞を挟んで、今度はたくさん持っていくことにした。AKIRAさんが元カノのユカと再会を期待する場面だった。ユカっていう名前なんだ。
 今度は休憩時間がなくあまり売れず、ほっぺたやきは余ってしまった。それをはっちゃんが買い占めてくれた。申し訳ないけどありがたく、感動のライブだった。
 感動したのは、はっちゃんの優しさだけでなくセルフストーリーを語ったケンチャンの強さ、愛らしさ!そしてAKIRAさん、桜子さん、綾子さんの歌で泣かされた。ケンチャンに何度も襲いかかる試練、支えてくれた人達の「君なら出来る」という言葉。その話を聴いたとき、耳元で「ヤヨさんなら出来ますよ!」という懐かしい声がした、気がした。
 
 地球一周の船旅のルームメイト、関西人のユカともう一人のルームメイト韓国人のソルミと三人組で、世界中の街の安くて美味しい物を食べ歩いた。知り合ったばかりとは思えない程、言いたいことを言い合える仲間に恵まれた。
ユカは1日何度か、自分の腕にそっと注射を打っていた。初めて見た時驚いた私に「元気そうでも実はこんなことしなきゃ生きられない人間がいること知らなかったんでしょ?」と言った。6歳の時に原因不明で糖尿病の一型を発症したユカ。20才まで生きられるかわからないと宣告され、珍しいケースだと外国へ連れて行かれ研究者達の見せ物にされたトラウマ、同じく幼くして発症した僅かな友達が次々亡くなっていく恐怖、酒や甘い物好きの人が発症する糖尿病とは違うのにダラシナイと勘違いされること、注射器を出した途端誤解され、駅員などに何度も補導された経験などを話してくれた。旅の途中、何度か「一通りの幸せを掴んでるヤヨさんなんかに、私の気持ちなんかわかるはずがない!」と健康な私にイラつくことがあった。ソルミが「体調が悪い時は同じ日本人のヤヨさんに当たるみたいですね。」と申し訳なさそうに言った。つかの間の家族のようなものだと思ったが、船旅が終わってからも交流は続いた。北海道、若狭、沖縄、釜山も一緒に旅した。モケレンベンベプロジェクトの二人芝居『魔法の森』大阪公演は喜んで応援協力してくれた。バイオの研究者で、芝居なんかろくに観たこともなかったユカは「想像力で見る演劇、凄く面白いすね!古代に演劇を観られない刑ってのがあった意味がわかりましたよ!また観たいもん。」と絶賛してくれた。
20才まで生きられるかどうかと言われていたユカだったが大学院を卒業し、働いて結婚もし貯金で家も買い、地球一周もゴール出来たらもう一つ奇跡を起こしたいと思ったのだろうか。赤ちゃんが欲しいと言い、旦那さんや医師と相談してある時ポンプ式の薬に変えた。しかし新しい薬がなかなか身体になかなか合わず体調は長く思わしくなかった。近くに住んでいて会っていた他の船友から「ユカが痩せてきてる」と聞き、私は意を決して電話した。「余計なお節介かもしれないけど、子どもを産むのは諦められない?授かることが出来ても、産んで終わりじゃないのよ。ユカにもしものことがあったら皆困る。私だって困るよ。」と言うと「そうですね。ありがとうございます。」と素直に言った。「ウチ働きに出るのはまだ無理そうだから、実家の畑で絶滅しそうな京野菜とか復活させようと栽培試みてんねん。」と言うから、「オモロイ!じゃあ私がおやき屋やるから、コラボ出来るかもよ!」と修行中のおやきを送って試食してもらった。「皮がちょっと堅くて惜しいっすね。でもヤヨさんならきっと出来ますよ!」と励ましてくれた。そう、私はいつも励ましていたつもりが、彼女に励まされていたのだ。
 それからしばらくして気になり電話してみると、旦那さんが出た。ユカはポンプの交換が遅れて倒れ、何日も集中治療室に入ってる、と言われ頭が真っ白になった。慎重な彼女が何故?事故だ。悪夢だ。ユカを知る船友に頼んで皆で祈った。
 どうしたことか?オペラの最中いつの間にかケンチャンとユカがダブっている。何度も奇跡を起こして生きるケンチャンの話を聴いているのに、同時にユカのことも浮かんで来る。
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 ユカは1ヶ月程闘った末、親戚全員が揃った時に亡くなった。願いは空しかったが、大きな奇跡を起こしたことを後日旦那様が話してくれた。救急搬送された後、薬を入れられたユカはすぐ回復し、お茶を飲んだり、メールもしていたという。しかし、ポンプ交換が遅れたときのダメージで既に内蔵が弱り、結局回復出来なかったのだが、そんな衝撃をくらって一度でも回復したというのは世界中前例がなく、医者は唖然としていたとのこと。モルモットにされたお返し、最期にやったんだね。
 生きている者もいない者も、繋がっている。ユカが今の様子を見て喜こんでくれてるだろうと思った。ライブの最後にAKIRAさんが「感謝したい人の顔を思い浮かべて」と言った。たくさん存在するけど、まずユカの顔が浮かんだ。ありがとう。皆さんと輪になり涙が溢れた。
 五年前の今日は船旅の途中、何してたんだっけ?帰宅してメモ帳を探し出すと、メキシコのアカプルコでソルミが船を降り、南米へ旅立った日。ユカと向き合うことになった最初の日だった。
 その直前、プールで泳いでいたらいつの間にかユカのカメラや愛用の注射器、大切な薬が入っていたバッグが傍から消えた。私は真っ青になり船中を駆けずり回り、医務室の先生が使い捨ての注射器を全部提供してくれたり、掲示板に「バッグを探して!」と記事を載せたら、同じ病気の方々が何人かいて彼女に薬を分けてくれたりした。最後の寄港地で船を降りて欲しいと頼んだが、ユカは絶対一緒にゴールしたいと聞かず、ハラハラしながら何とか太平洋を横断することができたのだ。
 彼女とはたった二年半の付き合いだったが、きっとソウルメイトだ。会っても会わなくても違和感がない。また会うに違いない。
 そういえば、続きが気になり本の続きを読むと、ユカは赤ちゃんを産んでいた。名前が同じだけで本の中、舞台はアメリカの、AKIRAさんの元カノの話だが、彼女の夢が叶ったようで嬉しくなってしまった。
そういえば、ユカに貰った瓢箪でまだ約束のライト作ってなかったんだ!思い出さなきゃいけなかったのは、あーそれか?(Y)
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by mokelembembe | 2016-10-12 21:21


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