hotcafe ほっぺた館


モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2016年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ちらほら小雪のおしゃべり

 北海道へ怒涛の移住をしてから3ヶ月が過ぎました。
あまりにも忙しない移住だったため、東京での生活が早くも遠い過去に感じています。
 
 一年余前、都電で十年ぶりに浦島太郎を題材とした芝居『煙のむこう』を演じたが、その時はまだ年内に移住することになるとは思ってもいなかった。ところが春から場所を探して動き始めると、周囲の色々なことが急速に動き始めた。
夏頃突然、芝居の道具や車両を置かせてもらっていた近所の実家が老朽化で解体する話が持ち上がった。それとほぼ同時期に、北海道の不動産屋さんから私たちに合っているのでは?という物件を紹介され検討。下見や他の物件も見に行ったり来たり、両親の移転準備、独立しなければならなくなった息子の移転準備も、と同時進行の目まぐるしい日々を送った。
私たちは予算もないのでセルフビルドで小屋でも建てて住もうかと話していたのだが、他に然るべき場所も見つからず紹介された所に移住を決め「虹のしっぽ」と名付けた。一つ一つゆっくり別れを惜しむ間もなく、下町荒川で「モケレンベンベ虹のしっぽパーティ」を開催。合わせて、浦島太郎や9条のご縁でお世話になったブラジルの岡村淳監督に上映会もしていただき、関東で交流して頂いた方々に挨拶するのが精一杯だった。
c0220170_2225056.jpg

 師走に小さなウサギと一緒に引越した先は、真っ白な雪に埋もれていた。「虹のしっぽ」が豪雪地帯であることは、正直あまりわかっていなかった。その上、古家は三年近く空家だったため隅っこには真っ黒くろすけが住み込み、あちこち傷んでいる状態。今度はリフォームと雪かきの毎日が始まった。しかしそれは忙しくても楽しく、疲れたら近所の温泉へ飛び込むと、また翌日は元気に働けるという健康的な毎日。東京のマンションの窓から見えるのはビルばかりだったが、北海道の窓には清々するような雪山と自由に揺れる木々ばかりである。病気がちだったウサギも元気を取り戻して飛び跳ねた。
 無我夢中で働いている間に、ふと東京のことを懐かしく思い出す。昨年頭から時々預かっていた少女は、どうしているだろうか。闘病中のママと数ヶ月会えなかった間は覇気がなかった。我が家のウサギと話をするしか楽しみがないなどと口走っていた。ところが、ママが危機を乗り越え自宅に戻り、しばらくは安静状態だったが日に日に元気になり、私たちの移住直前に少女を送って行った頃にはもう、パジャマではなくジーンズで迎えに出るようになった。
ママの強さにも感服したが、驚いたのは少女の変わりようであった。ママの回復と並行して、目に見えて明るく生き生きとした表情になっていった。その大きな変化を見た時に、子どもにとって母親の存在がどれほど重要なものかということを改めて教わった想いだ。その少女もこの春、小学生になる。なんと私の母校に通うらしい。別れ際「もうランドセル買ってもらったの?」と聞いたら「まだだよ先輩!」と言っていた。
いよいよ背負う時が来たんだな。遠くから、後輩の幸せを願うばかりだ。
 
 私たちは北海道でも色んな人や色んなものに出会うでしょう。また新たな虹をかけていこう。この三ヶ月間の大空にもう二回も本物の大きな虹を見ました。どうやら「虹のしっぽ」のネーミングに相応しい場所であるらしいのです。(Y)
[PR]
by mokelembembe | 2016-03-23 22:20


カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
memo
モケレンベンベ・プロジェクトの
<H> と <Y>が書いています。


モケレンベンベ・プロジェクトのホームページです
mokele web page
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧