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モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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ちらほら咲き始めた小梅花たちのおしゃべり

 2015年の鏡も開き、日本が戦争をしなくなってから70年の春が来ました。
爆弾が落ちてこない青空の下、戦後生まれの私達は笑いながら育ってきたが、現在、放射能という見えない爆弾によって被爆させられ、更にまた戦争をしたがっている金の亡者達が、あらゆる命を脅かしている。  
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 こんな状況の中、つたない表現者の私達は昨年、ふたり芝居『魔法の森』で、西荻窪バルタザール(東京)、羽根木プレーパーク(東京)、赤磐石相小(岡山)、広島ギャラリーSORA、こども劇場笠岡センター2階(岡山)にて、3年目の旅を展開した。岡山は、福島原発事故の影響で移住した人が最も多いそうだが、本当に穏やかで良い所。景色を見ているだけでも癒される土地で、私達の芝居を観て「癒された」というご感想をたくさん戴き、旅公演してよかったと思った。
 広島は、ネットで見つけたギャラリーだったが広さも雰囲気もぴったり、平和公園の近くで、あの原爆と原発事故が収束できていない現状が繋がっていると痛感しながら演じた。昼と夜の公演の合間に美味しいパンを探して歩き、偶然入ったアンデルセンが、数少ない現存の被爆建物だと聴き驚いた。アンデルセンで買ったパンを食べて臨んだ夜公演では「戦争を語る場面に迫力があり、強く印象に残った。」とご感想をいただいた。
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 『魔法の森』の旅の後、昨年は2004年にスタートした~チンチン電車で心の小旅行~シリーズが10周年ということや、最近出会った人から電車公演を観てみたいと言われることもあり、それ以前に10年経って色々なことが巻き起こっている中で、約30名の方々の想いを繋げて作ったシリーズ最初の『煙のむこう』を演じてみたいと思った。大急ぎで準備し、電車が年内に1回しか借りられなかったので「1回だけ公演します」とお知らせしたら、あっという間に予約が一杯になった。慌てて年をまたいで追加公演の電車を借りた。
 
 

  10年前、それまで私達が劇場でない場所で小さな芝居を作り続けてきたことの集大成のつもりで『煙のむこう』を公演した。これを誰も面白いと言わなかったら、芝居など一切やめようとまで私は心に決めていた。ところが逆に予想以上の反響があり、それなら次、また次と新作も生まれ、戦争などの重い題材にも取り組み全国公演も果たした。いつしか「社会的な劇団」などとレッテルを貼る人も増えたが、私の想いは常にひとりひとりの命に焦点を当てている。劇団だという意識もない。
 

  10年ぶりの『煙のむこう』を観た人の反応は、10年前よりも明るかった。「今この作品をやる意義が大きい。」「辛い内容もあったけど、元気が出た。」「また頑張ってみようと思った。」「自分の物語みたいに感じた。」などなど。またまた予想以上の反応で驚いたが、それは私達が10年前より強く、政府が市民を無視し続けている現状の中で闘っていると強く意識しているからだと思った。大地震、津波、原発事故を境に、深く傷つきながらも、くじけずしなやかに生きたいと考え続けているからこそ、命を語る『煙のむこう』を受け留められるのだろうと思った。

 また、華やかさを排除したシンプルな公演に、遠くからも足を運んでご乗車くださる方々の感性に、演じた私自身が感動した。これからも表現の多様性を探っていきたいと、力をいただきました。すべきは殺し合いではなく、生きるエネルギーの交歓。我らは地球市民だー!(Y)
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by mokelembembe | 2015-01-13 12:32


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