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モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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紅・黄・緑の葉っぱのおしゃべり

 秋は、体が冬の準備をするためか、何を食べても美味しいですね。
たとえ放射能汚染されているとわかっていても・・・

 2011月1月に、モケレンベンベプロジェクト主催の「お話聴こう会」を開いた。「チンチン電車と女学生」を原作とした私達の劇『桃の実』を茅ヶ崎の高校生達が演じてくれることになり、被爆体験を聴いたことがないということで、ピースボート地球一周で語り部をされた方々に稽古場へお越しいただいた。貴重な機会に一般参加者も募った。
 その質問の時間に、ある男性が「私には考えられないのですが、あなた方はなぜ汚染された物を食べたのですか?」と発言した。驚きのあまり黙り込んでしまった語り部の方々を見て、私は危うく「正しい情報も届かず、混乱した状況を想像してみて下さいよ!?」と叫びそうになった。しかし私は女学生を演じる体験をして当時の様子を少しは想像出来たけど、この男性には当事者として考える機会がなかったのだろうと気を落ち着かせた。
 しばし沈黙の後、広島で親戚を探して入市被爆された女性が呟いた。「なぜって、お腹が空いていたから・・・」
チェルノブイリ原発周辺に住み続ける人の言葉と同じ。「なぜ汚れた水を飲むかって、喉が渇くからだ。他にどうしろというのか?」

その後お話聴こう会から二ヶ月も経たないうちに、大震災と福島原発事故が発生し、私達も明らかに被曝させられている。放射能は目に見えないから、少なからず汚染されている物を確実に食べてしまっている。
何故って、生きてる限りお腹が空くからだ。

 現在我が家では、福島の農家さんから、月に一度野菜を購入している。県内でも低線量らしく、品物を測定した記録を同封してくれる。この野菜達が、とても美味しい。それは無農薬で丁寧に育てられた野菜だからだ。
 「福島から野菜を取り寄せるなんて!?」と知人は驚いたが、「高線量の物を知らずに食べさせられる方がよほど恐ろしいよ。」と言い返すと、確かにね。と考え込んでしまった。 その知人が悪い訳じゃない。むしろ正しい。考えないふりをせず怯えるべきた。怯えて、しっかり調べてすべてを公表し、出来る限りの対策をすべきだ。 しかし、食品の汚染は今や放射能だけではない。

 薬漬けのような材料を使用して、世界中のどこにも支店を広げている、あのファーストフード。一ヶ月食べ続けたら死の淵まで追いやられるという危険な食べ物を、毎日子ども達が食べさせられていることも私には恐ろしい。ランチタイムに長蛇の列を見る度、幼い子を連れた若いママが多いことに頭を抱える。
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北陸の親戚からお歳暮に、大きな魚が送られてきた。私も若いママの頃は一匹おろすのに3時間もかかり、グチャグチャで温かい刺身しか作れなかった。それが最近は随分手際が良くなった。物凄い形相の魚をおろしてみると、舌の根に大きな釣り針が埋まっていた。あまりの痛さに飲み込んだのだろう。想像しただけで痛そうだ。
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自由に海を泳いでいた魚は、私達に食べられるために殺されたのだ。と思ったら無駄にはできない。魚の目が睨みつけているように見えるが、私はその目玉さえしゃぶり、あますところなく食べる。魚だけでなく、何ヶ月も風雨に耐え育った米や野菜の命も「ありがとう。ごめんね。」といただきながら、精一杯生きていくしかないのだ。(Y)
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by mokelembembe | 2013-11-24 18:47


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