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モケレンベンベ・プロジェクト
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旅の終わりに

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東京・都電荒川線での追加公演は、まるであの日のような青空の下で行われた。当初は長崎で千秋楽を迎える予定だったが、ありがたいことに5月の段階で4回公演が満席となり、東京は追加が必要ということになったのだ。

全国各地で電車の大きさや、乗車時間の違い、発着の電停の状況など様々な違いに試行錯誤を繰り返してきた旅の終わりに、ホームグラウンドとも言える都電での公演となり、なんだかホッとするね!などと言いながら早稲田でお客様を迎えた。

ところが!そんなホッコリした感情もつかの間、電車が走り始めてから次第に暑くなってきた。役者は全員汗ダク。お立見満席のお客様方も皆ハンカチで扇いだり顔を拭いたりしている。一体何なんだ?走り出す前は確かにクーラーはかかっていたし、上演中も作動する音はしている。何でこんなに暑いんだ!?

熱演の役者は次第に意識が朦朧とし、セリフが危うくなるのを必死につなぎ止めた。この数ヶ月、せっかく5人で作りあげてきた『桃の実』を最後に台なしにしてたまるもんか!
「忘れんとってー!」
電車を降りた時のさわやかな風が、最高に心地よかった。

何とかやり遂げ三ノ輪橋で聴いた話では、途中電車のヒューズが飛んでクーラーが効かなくなったとのこと。
お客様が運転手さんに尋ねたらしいが、皆口々に「でも、あの暑さが原爆の地獄を更に感じさせてくれたかも・・」このセリフ、どこかで聴いたような・・・
あ!札幌だ!!クーラーのない札幌で、異常気象の暑さを体験したのだった。その時のお客様の感想が、まったく同じだったのだ!
見えない力が存在することを、今回の旅でもたくさん感じた。しっかり伝えておくれよ!というメッセージをビンビン感じながら、私達はちゃんと伝えられているのか?不安と格闘の旅だった。

旅が終わった後も、新聞やラジオで伝えようとする方々の取材を受けたり、名古屋の中学校が文化祭に向けて取り組んでくれるのをお手伝いしたり・・まだまだ『桃の実』の展開は続く。

女学生の衣装は次の出番に向け小休止。大分擦り切れてきましたね。お疲れ様。(Y)
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by mokelembembe | 2010-07-20 13:16

長崎も雨だった!?

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 めったに雨に当たらないモケレの電車公演なのに、広島と同じく長崎も初日は雨!しかも午前中青空が、昼から突然大雨に見舞われた。それでも公演には支障もなく、たくさんの中学生や高校生にも観て貰うことが出来た。
今回の全国ツアーを企画したきっかけが、長崎の電鉄OB・和田耕一さんとの昨夏の再会だったから、和田さんには毎回一緒にご乗車、被爆体験をお話して頂いた。和田さんは、公演の貸し切り電車の発着「蛍茶屋」の営業所で65年前に被爆したのだ。・・・公演日が選挙に重なり、満席には届かなかったけど、皆様の応援で、和田さんと一緒に若い人達にもメッセージを伝えることが出来て本当に嬉しかった。
中学生はポカーンと口を開けて観ていた。多感な年齢だから、きっとたくさんのインスピレーションを得てくれたことだろう。
二日目は雨も降らず、無事旅公演は終了した。(あとは東京の追加公演一回のみ)
中国のお祝いで食べるという桃饅頭を、お世話になった大田さんから戴いた。可愛くて美味しかったー!

公演翌日、私は観劇してくれた子達の中学校に呼ばれ、一年生と3時間の演劇ワークショップを進行した。
初体験のわりに、先生も子供達も乗りが良く、なかなかの役者揃いで盛り上がった。最後に花束をプレゼントされ、嬉しくて涙が出そうだった。長崎の中学生は心が開いていて、生き生きしていた。先生も柔軟で、気持ちのいい学校だった。

その後船に乗り、19分で行ける伊王島に渡った。温泉で、さすがにくたびれた体をほぐし、夜は野生のタヌキ達と初対面。一夜で元気を取り戻したら、翌朝は島巡りサイクリングを決行。いつものくせで飛ばしすぎ、汗だくになった。(ゆったりしに行ったはず!?)誰もいないビーチを独り占めして、足だけ海水に浸かった。透き通る海水がひんやり、洗われる気分だった。

また船で大波止に戻ると、入院中で『桃の実』を観られなかったという音楽の先生(退院したて)と、観劇してくれたギタリストである息子さん、中学校に呼んでくれた山本先生が待っていてくれた。
港のオープンカフェで「歌っていいですか?」と、音楽の先生が自作の長崎ソングを3曲歌ってくれた。「稲佐山」「長崎バイパス」「ともだち」の歌・・・美術館でライブをしたというギタリストのマスダさんて方も、たまたま通りかかり加わって、突然のアカペラコンサート。何だか楽しい旅の終わりとなった。

全国各地で思わぬ出会いがたくさんあった旅!きっかけをくれた長崎は、魅力が尽きない街!!またどうか、ご縁がありますように・・・皆様ありがとうございました。(Y)
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by mokelembembe | 2010-07-13 21:46

三年ぶりの広島!

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広島電鉄さん、広島演劇界でご活躍のみつふじさんの多大なご協力により、また被爆電車をお借りして公演を行った。初日は雨。電車の公演で雨に当たるのは珍しいのだが、よりによって上演直前に降り出した。
そんな中でも、元広電家政女学生の方々や、90歳を越えた現在も長年に渡り慰霊碑に清水の献水を続ける宇根さんなどもご乗車くださり、温かい公演となった。元女学生の方がご自宅で書いて来て下さった手紙には、被爆の状況やその後の救護活動、敗戦、廃校になるまでの記憶がまざまざと綴られていた。達筆な文字にうろたえながら、車内でお客様にも読んで聴いて頂いた。
私は初回、雨に誘われたのか?途中で涙が溢れて仕方がなかった。被爆の体験をした人達は当時、感情まで失うほどで泣くどころじゃなかったのだからと、幕に隠れて涙を拭ったが、どうして突然あんなに涙が出て来たのか、広島の涙を体がキャッチしたのかな?と自分でも思議だった。
 二日目は雨も上がり、ニュースや新聞で見たお客様もどんどん来て、最終回は満席を超えたお立見満席となった。被爆シーンで元女学生の方々から「こんなのヤダー!」と悲鳴が上がって、皆さん記憶が溢れてくるのを耐えながら顔を伏せて泣いていたのが見えた時は辛かった。
演じながら動揺したが、現実の戦争を体験したことがなく過激な映像などには慣れている現代の若者には、力一杯演じても届かないくらいなのです。ごめんなさい!と、心の中で囁きながら必死に集中した。
でも終演後は元女学生の方々も「懐かしかった。本当にあなた達の演した通りじゃったんよ。」と声をかけてくれたので大分ホッとした。
 今回の宿は平和公園の真ん前だった。窓からの眺めが大迫力。多くの人達が水を求めて亡くなった川の向こうに原爆ドームが見える。現在は静かで美しい公園。8月6日の灯籠流しは実に幻想的だそうだ。時は流れて繋がっている。

 またしてもお楽しみは食べ物!みつふじさんとも食べたのに、また帰りに駅ビルでお好み焼きを食べた。広島味わいセットは、お好み焼きに小いわしの刺身と焼き牡蠣が付いたお得な内容!
方言指導の福ちゃんからは可愛い「岡山のきびだんご」の差し入れ。なんでやねん?と思ったが、後から『桃太郎』だからかぁ!と気が付いた。面白い!!
3年前にテレビニュース見て『桃の実』上演にチャレンジしたいと問い合わせで台本を譲ったことがあった島根の劇団の方も、わざわざ片道3時間もかけて見に来てくれた。こちらの差し入れも「どじょうすくい饅頭」という楽しいもの!皆さん、私達を喜ばせようと楽しいお菓子を選んで下さっているのがわかる。ありがたくて、疲れもふっ飛びます。ありがとう。ありがとう。

「広島で毎年公演してください!!」とたくさんの方が言ってくれた。その言葉を胸に、この夏のラストスパート走り切るぞー!あたたた、力入れたらまた足がつったー・・・(Y)
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by mokelembembe | 2010-07-13 10:01


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