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hotcafe ほっぺた館


モケレンベンベ・プロジェクト
by mokelembembe
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ドッシリ積もった新雪のおしゃべり

 虹のしっぽ hot cafe ほっぺた館2023年営業ラストの日、11/18突然来店した菊地裕一くんという若きシンガーに打ち上げで飛び入り歌ってもらった。
12/9には真駒内五輪橋児童館で『クマのままでいたいと思ったクマ』出前公演。
直前まで流行病で学級閉鎖など相次ぎ、予定より人数は少なかったそうだが、十数組の親子さん、幼子まで集中してご観劇していただいた。
 翌日は虹のしっぽで、何度も現地へ行っておられる町内の白山晴雄さんパレスチナ報告会を開催。同じく町内の渡久山尚子さんが主催。
私達も朗読をすると話したら、前日公演した児童館職員の方が聴きに来てくださった。
菊地くんもまた歌ってくれて、全員簾舞在住のメンバーで催しが出来た。
遠くからも集まってくださった方々と意見交換したり、カフェご利用のお陰で収益を病院へ寄附も出来た。この空の下、たくさんの人達が殺されていると思うとただただ辛い。白山さんの呼びかけで皆さんと黙祷した。
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カフェの冬季休業期間に入り、私は帰京。家族行事や故郷下町の懐かしい人達と会い、色々な話をして充電!
小学時代の同級生個々に連絡したら師走なのに皆集まってくれて、担任の先生も駆けつけて下さり、友達がサクサク個室有りの店を予約してくれて突然のプチ同窓会に!?
snsで発見した40余年ぶりの友達も来てくれ思い出話に大笑い、夢みたいだった。
話し込めば皆それぞれ色々な事があり、再会は当たり前ではないとしみじみ。
また会おうね!と日暮里駅で解散。
 翌日も日暮里駅。今度は劇団時代の先輩達と再会。
内沢雅彦さんが故郷の釜石での追悼公演を果たし、また3月に再演するというので、ぜひ虹のしっぽでも公演して欲しいと再度お願いした。わかった、行くよ。とお返事いただいたのが年末。
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元旦、能登に大地震が起き凍りついた。海が目の前の七尾の親戚は、裏の山に避難して無事と翌朝確認出来た。道路が崩れて支援が届かない。ニュースを見ていると何も出来ない気がしてくる。しかし、何も出来ない訳じゃない。
目の前にやることが山のようにあり、それは祈る場所へも、いつかつながるはずだ。
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自分たちでついた餅を食べて、自分たちを元気付ける。
内沢さんの公演は3月15日(金)2時と7時の二回公演に決定。宣伝開始と共に、早速予約が入ってきた。呼べば応えてくれる人達は、多くはないが確実に存在する。
歩みを止めない。大雪降ってソリゲレンデも造るぞ!(Y)

# by mokelembembe | 2024-02-02 21:54

カサカサ囁く落ち葉たちのおしゃべり

 10月に開催した写真展『四つの風~砂澤ビッキの創作世界』には、たくさんの方がお越しになり、また毎週日曜の四つのイベントも毎回盛況で、blogを書く暇も無かった。


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 井上御夫妻から、ビッキさん作未発表童話の演劇化を相談されたのが昨年末。同時に写真展が出来ないかとの依頼に即答できなかったのは、虹のしっぽ屋内の壁は設備を整えるのに困難な素材だからだった。
しかしHの奮闘で大きな作品もかけられるようになり、井上御夫妻と開催に向け動き出したのが初夏の頃。虹のしっぽならではの写真展にしよう!ということになり、思い切って野外にも展示。優しい表情の巨大なビッキさんが、まず入口でドーンと出迎えてくださるという、ダイナミックな写真展が実現出来た。
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 10/22に公演した私達の演劇『冬の動物園 ライオンと野ネズミ ガリ』は、Hが他の詩なども構成したこともあり、ビッキさんの文章の解釈と、独特の文体との格闘。産みの苦しみは大きかった。更にHの母の施設お試し泊チャレンジなど重なり、稽古時間が足りず不安なままの初演となった。
しかしながら観てくださった方々は喜んで下さり、私達が本物のライオンと野ネズミに見えたなんて御感想までいただき、皆様の想像力に驚いた。
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写真展の最終日、Hの母が胸の痛みで弟に付き添われ入院した。
その二日前一緒に夕飯を食べた時「独り暮らしは限界、施設も気に入らなかったのだから、虹のしっぽへ来るしかないでしょ?」と言ったら、「そうだね。じゃあまず一泊させてもらおうかな」とやっと言ってくれて、すぐ畳屋さんに表替えを依頼し新しいストーブも用意した。以前和室を気に入っていたから、快適に過ごして欲しいと思った。
7年間続けた毎週のカフェをイベント時のみの開店にすれば、もう少し厚くサポートも出来るのではと考えていた。
しかし母は、たった二週間の入院でこの世を去ってしまった。
最期は見事な大往生だった。
納棺師さんに「色々な人を見送ったが、90歳で独り暮らしの女性、こんなシャンとした方を見たことがない」と言われ、強い人だったと知った。
母が居なかったら私達は北海道へ移住しなかったろう。
父が亡くなった時は泣いていたのに、独り暮らしに慣れたから同居はしないと言われた。それならと私達は活動拠点を探して虹のしっぽに辿り着いた。
無理となったら同居する約束だったが、最期まで独り暮らしを貫いた母。
体が不自由になり無理を重ねていたが、母の頑張りのお陰で私達は活動出来た。
だから、虹のしっぽでの経験は母からのプレゼントだったと感じている。
2015年の11/15に東京でお別れ会を開き移住し、2023年の11/15に母のお葬式となった節目。葬儀に駆けつけた息子とも、久々に話し合ったり芝居の稽古を観て貰えた。
悲しいこと、嬉しいこと、、人生は波のようだ。
 11/18(土)今年度カフェ最終日閉店後に恒例の打ち上げギョーザ会。いつも来て下さる方々が集まり、この日初来店の若者が好きになった女性に会いたくて東京からバイクでやってきたミュージシャンだったから、飛び入りで歌ってもらった。
フレッシュでパワフルで心のこもった歌声にグッときた。また生きていけそうな気がする。お母さん、私もお陰様で北海道暮らしに慣れてきましたよ。
皆様ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。(Y)

# by mokelembembe | 2023-11-21 22:32

ニョキニョキワハハ曼珠沙華のおしゃべり

 虹のしっぽの入口に、曼珠沙華がニョキッと一本咲いた。なぜ突然!?と驚くうちニョキニョキ並んで何本も咲いたから、誰かに種をいただいて昨年植えたのだろう。二人とも全く覚えてないのだが。わはは。
目標にしていたカフェ7周年に到達、他の仕事との兼ね合いで毎週開店するのは来年もう無理かな。でも形を変えてもう少し続けてみようや、と決断したところに曼珠沙華(彼岸花)が咲いたから、花言葉を検索してみた。「諦め」と「情熱」だと?ピッタリすぎるぜベイべー!
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 ある晩ご飯を食べようとしたら、ピンポ~ンとドアホンが鳴って「東京のミュージシャン達を泊めて頂けませんか?」と突然依頼が入ったのは数ヶ月前のこと。
音楽フェス主催の方がタクシー運転手をされていて、虹のしっぽに以前お客様を乗せて来たことを思い出したとか。札幌の宿はどこも混んでいて、困っていたそうだ。
 札幌芸術の森野外ステージで3日間に渡って行われる「LUNA MAGIC」という音楽フェスを今回初めて知った。
やって来たのはChina Cats Trip Band、石井明夫BAND OF BAKSIS、HARRICANE SALLY &REWARRDの面々。和気あいあいで面白い方々、超穴場の宿である虹のしっぽご滞在を楽しんでくださった。
私達は日曜の石井明夫バンドの時間にしか伺えなかったが、素晴らしいステージだった。裏側の姿も見ていたから、皆さんの本番の集中力に感動!初のメンバー編成だったそうだが、各々が経験を積んでおられるからであろう即興でも息の合った演奏だった。
明夫さんの歌がカッコイい上に優しさの溢れた詩で、辛かったことも洗い流されるような気持ちになった。北海道出身の杉野森KAZさんが歌った一曲も森に声が響き渡り素敵だった。
明夫さんに普段はどこで歌っているの?と質問したら、主に高円寺だそう。高円寺といえば、私達がMOKELE MBEMBE PROJECTを開始した時に住んでいた街ではないか!
東京で出会えなかった人達と、北海道で出会っている縁は面白い。かつてどこかですれ違っていたのかも。
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 ミュージシャンのお見送り後、休む間もなく砂澤ビッキさん作の童話『冬の動物園 ライオンと野ネズミガリ』の試演会を行った。
まだ台本を持っての試演だったが、砂澤凉子さんと井上夫妻に構成と演出の方向性は観て頂けた。
未発表の童話を演劇にしてみて欲しいと、井上夫妻から依頼があったのは、昨年の南区芸術祭で結城幸司さん作『スプーン泥棒』公演を御観劇頂いた後。一年経って実現に向かい、合わせて写真展や各種イベントも開催しよう!という、チャレンジ道場となるのは光栄なこと。
 前日に石井明夫バンドを聴きに行ったお陰で、野外ステージから徒歩数分の位置にあるビッキさんの彫刻『四つの風』も見学することが出来た。仕組まれたようにちょうど良く連動している。
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 芸術の森は近いけど、8年の間ゆっくり奥の方まで見学するような余裕が無かった。時間というより心の余裕が無かったのかもしれない。
今回じっくりビッキさんの文章を読み、造形作品も見返したりしているうち、色々な気づきがある。テレビの録画をお借りして初めて動くビッキさんを拝見したくらいなのに、懐かしい色々なものごとを思い出すような、不思議な感覚がする。普遍的なものは時空を超えるのだろう。
虹のしっぽに大きなビッキさんが立ち現れる写真展は、もうすぐ開催。ワクワクドキドキする。(Y)

# by mokelembembe | 2023-10-01 23:38

元気いっぱい小鳥たちのおしゃべり

 8月の後半冷たい秋風が吹き始めるはずの北海道は、逆に今年はひどく暑くなってしまった。更に異例の湿度、北海道は大抵寒さ対策の家だから、工夫しないと屋内で熱中症になってしまう。避暑地の虹のしっぽ暮らし8年目の私も初めて、夜に窓を開けた。
民泊のお客様方は眠れただろうか?と心配したが「扇風機で充分。爽やかですね~!」と皆様ニコニコ!?
この湿気で爽やか?しかし思い出してみれば、東京では窓全開+扇風機だけでなく寝茣蓙+アイスノンも使っていた。5月頃から暑くて全部の窓に簾を垂らし日陰を作っていた。
クーラーは喉が痛くなるから避けていたが、当時より暑くなった現在はクーラー無しなんて無理な暑さなのかな。
北海道でもクーラーをつける家が増えてきたけど、それで更に外気が暑くなり悪循環。えすでぃじーずはどうなったのか?なんて不安になるも、庭の草はぐんぐん伸び小鳥達は元気に飛びまわっている。
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 8/20(日)には'The Bear Who Wanted to Stay a Bear'を虹のしっぽで再演。
翻訳協力Mark Hamiltonさんのお姉様と娘さんと彼氏がちょうど御来日中、皆様お揃いで観て喜んでくださった。
近所の方々や日本語で何度か観て下さっていた方、バスで街から駆けつけて下さった方の御観劇も交流会も嬉しかった。
 数日後、北海道が日本で一番暑かった日、生ビールと採りたて野菜でプチ打ち上げ!?英語版公演を今年前半4回実現できたこと、Hamilton御夫妻に改めて感謝です。Thank you very much!
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 9/3(日)には篠路・空と大地のヨガ「青空ヨガと夏のおわりのマルシェ2023」へ出前。9年続けて快晴だそうで素晴らしい!
近添御夫妻のお人柄で、穏やかな人達が集まるマルシェ。ほっぺたやきも、カフェで日々修行の甲斐を感じるほど喜んで頂けるマルシェ。それだけでも驚きなのに、二人芝居『クマのままでいたいと思ったクマ』野外公演に呼ばれて3年目!
3年連続同じ場所に呼ばれたのは、モケレンベンベプロジェクト活動33年で確か初めてのこと。
またかよ?と言われず、意外にも「今年も待ってました!」とたくさんリピーター観劇の方々がおられビックリ。嬉しいからアフリカ太鼓のバイソンさんとジュンさんにもラストで乱入して頂くと、皆さん立ち上がって思い出せ!思い出せ!と輪踊りになった!!
ずっとこんな場面にしたかったのだが、私達だけでは力不足だった。思いがけず夢が実現して、本当に嬉しかった。
皆様が笑顔で、思い出してくれたみたいだったから。
空と大地のヨガ近添御夫妻、夏のおわりの楽しい1日をありがとうございました!
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 9/9(土)は虹のしっぽhot cafe ほっぺた館の開店7周年記念日。平田篤史さんによる『縄文ポシェットを作ろう!ワークショップ』を開催。カフェは臨時休業して私達も楽しんだ。
海外から民泊に御宿泊の青年も、やってみようかなと当日飛び入り参加してくださった。
前日はカフェで毎年恒例特別メニュー味覚忍飛行物体「UFOっぺたやき」を御提供。この日もランチでお楽しみいただいた。(おみくじ入り)
平田さんが、水の中にザブザブと入って採集して下さったという貴重なガマを使って、皆さんで色々談笑しながら可愛いポシェットを作った。遺跡からも出土、すでに数千年前の縄文時代に作られていたポシェットだが、作りやすいよう平田さんが考えたマニュアルとのこと。終了時間に全員無事完成!
平田さんが初めて虹のしっぽへお越しになったのは7年前の開店日だった。以来、色々楽しいワークショップを企画して下さり感謝。
 虹だけに?7年は続けようと目標にしてきたカフェ。試行錯誤であっという間の日々の中、失望も色々あったが、知らないうちに叶っていた夢もあった。何より、素朴に価値を置く私達と繋がってくださる人達に出会えていること。
7年の目標達成時点で年もとり、他の活動との兼ね合いがキツくなってきたと感じて、毎週カフェを開店するのは来年から無理そうということになった。
とはいえ閉店してしまうにはまだ早いと、ギャラリー展示やイベント開催時の不定期開店に変更してみる。御利用者があれば、開店の機会は増えるかも?そうであればいいけど、利用者がなければ、ずっと閉まっちゃうかもね!?
 以前週3営業から週2にしただけで、来客数は半分に減ってしまったから、ますます「いつやってるのか判らない!」と叱られるかもしれない。それを覚悟で臨機応変、常にやれることをやる虹のしっぽ。皆様今後ともよろしくお願いしまっする。(Y)

# by mokelembembe | 2023-09-12 12:16

リラックスたっけたんのおしゃべり

 酷暑お見舞申し上げます。この夏は北海道内でも気温が35度に上がったりしている場所もあるようで、今夏は厳しい暑さが続いている。虹のしっぽ周辺も、昼間は強い日差しではあるが朝晩はガクッと涼しくなり、慌てて窓を閉めたりするのだから避暑地。
 夏休みも始まり、民泊に国内外からたくさんの方がお越しくださっている。色んな事情で虹のしっぽの滞在を選んでくださった、それぞれの方との対話が実に楽しい。
オリジナリティ溢れすぎの空間、唯一無二の創作料理や手作り品を喜んで下さる方達と出会えて、手強い古家と格闘してきた甲斐があったというものだ。
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 虹のしっぽのアイドルたっけたんは暑いのは超苦手。アルミ板はヒヤッとして気持ち良いよ!と教えても、感触が嫌なのか避けていたのに、暑さに耐えかねたのか?乗ることにしたらしい。
毛皮を脱げないから夏は大変だよね。
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 いつも応援してくれる「えばらぎのネモヤン」が、懐かしい入谷鬼子母神の朝顔鉢を贈ってくれた。毎日違う色の花が咲くのは打ち上げ花火のよう。昨日のニュース、隅田川花火大会にはスゴい人手だったとか。移住前はマンションから見ていたことを思い出す。
 久々に花火やりたいなと思った矢先、ちょうど香港からご宿泊のお若い方達がコンビニで買った花火を一緒にやらせてくれた。
一緒というより、ほとんど私達に手渡してくる。香港では花火をやれない決まりだそうで、少し火が怖いようだった。
おまけに線香花火を丸めて捨ててしまい、これも花火なんですよと点火して見せたら、とても感動していた。
紙くずだと思った物が可愛い花火だったとは!?彼らには大きな打ち上げ花火より驚きがあったかも。
小さな驚きが誰かの何かの励みになってくれたらいいな。そんな想いで活動している私達。良き出会いを糧に淡々と。(Y)

# by mokelembembe | 2023-07-30 22:30


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